ホイールベアリングの交換やディスタンスカラーの調整をしました
ホイールベアリングの調整はかなり重要ですよ
今回は前回の車両メンテナンスの続きです。
前回はステム回りの修理をしましたが、今回はホイール回りの修理です。
ホイールベアリングはホイールの左右に1つずつあります。
テーパーローラーベアリングで、その双方のベアリングの間にディスタンスカラーというパーツがあります。
そのカラーの長さでアクスルシャフトを締め付けた際の遊びを調整しているんですが、
なんと…
この車両…
そのディスタンスカラーがありませんでした!!!!!
動画内でなべちゃんも言ってますが、この状態で乗り続けてたとしたら非常に危険です。
このタイミングでわかって良かったです。
写真で伝わりますかね…。
ベアリングとシールを外すと、通常はこのセンターの穴にディスタンスカラーという、円筒状の部品が入っているんですが入っていませんでした。
ディスタンスカラーの調整方法
ディスタンスカラーの調整ですが、アクスルを締め付けた状態を擬似的に作り出して遊びを調整します。
なべちゃんはこんな感じで万力を使ってました。
この状態でゲージを使って遊びを調べます。
このときの振れ幅(サービスリミット)は年式にもよるけど、100分の7〜100分の15位と言っていました。
これを100分の10である0.1mmを目指して調整します。
カラー調整まで完了したら組み付けて動作確認です。
ここで新たな問題!
アクスルシャフトを締め込んだ際、ベアリングを正しく押す必要があります。
そこが上手く機能していないのでは?と感じたのでアクスルシャフトも加工しました。
撮影はここまでだったんですが、その後なべちゃんがスポークの振れ取りとタイヤ組み付け後のバランス取りまでやっています。
今回やった作業はこんな感じです。
- ホイールベアリング交換
- ホイールベアリングレース交換
- ディスタンスカラー作成
- アクスルシャフト加工
- スポーク振れ取り
- タイヤバランス取り
詳細は動画をご覧ください!
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