ハンドリングがおかしいのチェック&修理をしました

ステムナットとジャムナット

押し引きするだけでも違和感を感じる

「ショベルヘッドに乗ろう!」YouTubeチャンネルの視聴者さんが、Fatechさんで修理・メンテナンスの相談に訪れ、いくつかの修理を行っているのですが、その中の一つであるハンドリングの不具合解消に関して撮影をしました。

撮影には含んでいませんが下記の修理やカスタムにも対応しています。

  • オイル交換
  • スパークプラグ交換
  • タペット調整
  • キャブレター交換(SUキャブからEキャブへ)
  • 点火調整
  • プロクラッチ交換

基本メンテナンスだけではなく、カスタムも同時に行っています。

修理やカスタムの相談があったとき、なべちゃんは必ず試乗をします。
走行していない押し引きをしている時にもハンドリング周りで違和感を感じたようです。

  • ハンドル幅が狭いので重たいのはしょうがないが、フラつく感じが気になる
  • ホイールのブレが気になる
  • ホイールベアリングなのかブレーキなのかわからないがジャッキアップしてもスムーズに回転しない

作業した内容

これを解決するために、今回の動画で対応したのは下記になります。

  1. ジャムナットの位置を正しい位置に戻す
  2. ステムシールとステムベアリングの交換
  3. ステムナット交換とロックタグ追加
  4. ソリッドマウント追加

ジャムナット??って思う方もいると思います。
上に掲載している写真を再度掲載しますが、ステムナットの下にギザギザのナットがあります。
これがジャムナットです。
本来はトリプルツリーとステムの間に収まるナットです。

ステムナットとジャムナット

バラす前に思ったのは、トップブリッジの下にジャムナットを入れるスペースがないと予測されるので、トップブリッジの加工が必要と思ってました。
ですがバラしてびっくり!
ちゃんとジャムナットが収まるように加工されたトップブリッジでした。

トップブリッジ

組み方が違っていただけでしたね…。

ステムシャフトもグラグラでイヤな感じだったんですが、ここはネジ式であることが判明。
緩んでいただけでした。

ステムシャフト

正しくセットアップします

トリプルツリーを正しくセットアップします。

トリプルツリー

ジャムナットはトップブリッジ取り付け前にしっかりと締めておきます。

トリプルツリー

そうすると、このようにトップブリッジ下に綺麗に収まります。

フロント周り

フロントフォーク取り付け、ハンドル回り取り付けで今回は終了です。

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