ショベルヘッド4速ミッションのクラッチが不調でお悩みの方はプロクラッチへの交換をお勧めします

クラッチジャダー

ジャダーも気になるけど…

ショベルの4速ミッション用のノーマルクラッチはジャダー出やすいですよね?
以前乗っていた時は結構ジャダーに悩まされて、ノーマルクラッチからBDL製のクラッチに交換した記憶があります。

いまカスタムしているショベルにはプロクラッチを装着予定です。
その内部構造や組み付け方の説明をしてもらいました。

プロクラッチ

これはクラッチシェルにハブを組み付けた状態です。
ノーマルの場合、こんな感じでハブはミッション側に取り付けて、この状態でベアリングも取り付けてますよね。

ノーマルクラッチ

プロクラッチの場合はクラッチシェルを内外両側から挟み込んで固定するため、スラスト方向の遊びがほとんどなくなります。
そこがメリットのひとつです。

多くの場合、クラッチシェルの一番内側がレコード盤のようにガリガリになってしまっています。
これは構造上仕方が無いんですけど、プロクラッチの場合はこの一番内側は使用せず厚めのプレートを入れるため、その欠点を補うことができます。

プロクラッチ

フリクションディスクがノーマルよりも薄いのでノーマルだと5枚のところ、プロクラッチだと6枚入ります。

プロクラッチ

完成しました。(車両に取り付けていませんが…)

プロクラッチ

乗り比べ

実際に道路を走った訳ではないのですが、ノーマルクラッチが装着された車両とプロクラッチが装着された車両を操作させてもらいました。

こちらはノーマルクラッチ車両。

クラッチジャダー

こちらはプロクラッチ車両。

プロクラッチ

動画を見ていただくと解ると思いますが、ほんの少ししか動かしていないにも関わらず、プロクラッチを装着した車両の方がダイレクト感があります。

  • クラッチが切れない
  • ジャダーが出る
  • クラッチが滑る

この3点がクラッチで感じる気になるポイントだと思いますが、いずれもプロクラッチにすることで解消されると思います!
複数のパーツで成り立つクラッチ周り。
1つの部品を交換するだけでは不具合の解消にならないので、まとめて交換をするとなるとノーマルクラッチでもそれなりの金額となります。
プロクラッチは高価なパーツと言えるかも知れないですが、価格以上の満足感が得られると思いますので、クラッチのオーバーホールを検討されている方は候補にしてはいかがでしょうか。

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