ピストンやクランクピンなど計測しました
ピストンとシリンダーを計測
ピストンは交換を予定していますが、現状把握としてサイズを計測しました。
同時にシリンダーも計測しています。
元々はワイセコのハイコンプピストンが組まれていました。
以前自分が乗っていたショベルヘッドもワイセコのハイコンプにしてましたが、25年くらい前自分の周りではブームだったな(笑)。
トップブランドのワイセコピストンはサイズはぴったり一致、重さも0.1g未満の差しかないそうです。
すごいですね。
レースをするわけではないので、そこまでシビアな数値求めていないですけどね(笑)。
ピストンは縦方向と横方向、上部と下部でそもそもサイズが異なってますが、計測してみると実際その通りでしたね。
以前オーバーホールしてから、それほど距離を走っていなかったようなので、状態は比較的良い感じだったと思います。
オーバーホール時には真円でボーリングしますが、ピストンの上下動の影響でちょっとずつ楕円に変形していきます。
今回の測定では100分の1位の差でしたね。
コンロッドベアリングとクランクピンとコンロッド計測
コンロッドベアリングも計測します。
交換はしますが参考として計測しました。
続いてクランクピンの計測。
今回のオーバーホールではストローカーを組むので、フライホイールもこのクランクピンは交換します。
コンロッドは再使用します。
そのまま使用することはできないけど、ラッピング作業をするだけで再使用可能とのこと。
レース打ち替えまでは不要でした。
こうやって組み合わさっている部品をしっかりと計測し、必要に応じて修理や調整、交換をすることで新車みたいに、時には新車以上脳コンディションに生まれ変われます!
1978年式のバイクなので、43年が経過しています。
壊れた箇所のみ修理していくと1回あたりの修理費用は安くすみますが、他の不具合箇所の影響でせっかく修理した箇所が再び壊れることもあるので、今回はしっかりきっちり修理をしています。
オーバーヒートをしたエンジンは…
極端な例ではありますが、オーバーヒートしたエンジンを放置してエンジンが焼き付いてしまったりすると、ピストンとシリンダーだけでは無くクランク周りまで故障することになってしまいます。
空冷エンジンは風を当てて走ることが非常に重要です。
そろそろ涼しくなってきたので、比較的走りやすい季節になりましたが、それでも渋滞は極力避けて走りましょうね。
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