ショベルヘッドの4速ミッション(ラチェットトップ)を組む
ラチェットトップミッションを組む
以前の動画で全バラにしたミッションを組んでいきます。
バラす時は一気に作業出来てしまいますが、組んでいくには事前の準備などが必要となります。
メインシャフトとカウンターシャフトに組み込まれるギア類はなべちゃんがやっておいてくれたので、それをトランスミッションケースに組み込む作業とシフタードラムやトップの取り付け作業になります。
その他ケースのシム交換なども事前に作業してくれているので、基本的にはアッセンブルされたパーツを組み付けていく作業です。
こちらがメインシャフトwithギア
こちらがカウンターシャフトwithギア
組み込む途中の作業は大幅に省略となりますが、この2つをギアケースに組み込むとこうなります。
ギアは再利用ですが、
- メインシャフト
- カウンターシャフト
- シフトクラッチ
- シフターフォーク
- ベアリング
- 各種ブッシュ・シム
これらは新品に交換しています。
もちろんシール類、ガスケットも新品に交換です。
今回作業をしていないキッカー周りも新品に変更予定です。
左側がメインシャフト、右側がカウンターシャフトです。
本来メインシャフトを押さえているプレートと共締めで、オイルディフレクターが付くのですが、パーツ欠品だったので届き次第取り付けます。
トップ組み付け
メインシャフトとカウンターシャフトの組み付けが完了したので、トップの組み付けです。
シフタードラムとラチェット部分の取り付けが完了したら、シフトフォークゲージを使ってシフタードラムの位置をミッション本体に反映させます。
シフターフォークとシフトクラッチが両サイドのギアのセンターにあるかどうか確認し、必要に応じてシフターフォークの取り付け部にシムを入れて調整をします。
調整をする際はシックネスゲージを使って測ることが必要ですが、今回は省略しています。
調整が完了したらトップを組み付けて作業完了となります。
ブログ上ではかなり省略していますが、各パーツの組み付けには色々とポイントがあります。
メインシャフトとカウンターシャフトが接するブッシュを入れ替えた状態で、それぞれケース内でのスラスト方向の隙間を予め調整しています。
今回、カウンターシャフトのスラスト方向が調整用シムとして準備されている一番薄いシムでもタイトだったため、0.15薄く加工して組み付けました。
シフタードラムの取り付けは、3つのパーツの位置合わせにコツが必要となっています。
詳しい作業は動画をご覧ください。
本当ならギアをすべてアンドリュースのギアに交換したかったですね…。
予算確保できたら今後交換も視野に入れておこうかと思います。
コメント
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。