ショベルヘッドのクラッチオーバーホール
前回に続きFXEF FatBob SuperGlideのメンテナンスをしました
前回ブログで輸入したばかりのFXEF FatBob SuperGlideのオイル交換やキャブレターオーバーホール、点火タイミング調整などをした様子を掲載しました。
今回は同じ車両のクラッチオーバーホールを行いました。
前回の動画最後で触れていますがクラッチが滑っている状態でした。
これを改善するためにクラッチオーバーホールをします。
まずはプライマリーカバーを外します
オープンプライマリーになっていれば、クラッチはむき出しなのですが、この車両はプライマリーカバーが付いてますので、まずはカバーを外す必要があります。
このとき、一番大事なポイントが1点あります。
それは…
バッテリーを外す!
です。
今回の動画の中でも触れていますが、セルモーターに連動してクラッチシェルを回すギアが飛び出す機構となっているため、これに触れてしまうと電気が流れギアが回ってしまい、最悪の場合は指を切断する可能性があります。
ですので、必ずバッテリーは外して下さい。
マイナス端子を外すだけでも大丈夫です。
プラス端子だけ外しても意味がありませんので、必ずマイナス端子を外しましょう。
開けてびっくり
プライマリーカバーを開けたらなんと!ベルトドライブに換装されていました。
勝手な思い込みですが、ノーマルのチェーンドライブだと思っていました。
この状態を見た瞬間、なべちゃんが「クラッチの枚数が少ないね」と。
確かに、一番外側のプレッシャープレートが通常よりも内側に入ってるように見えますね…。
中身をバラします。
ドライブプレートにクラックが入っていますね。
このクラックの原因もわかりました。
わかりますか?
本来フリクションディスクとドライブプレートが交互に入っているんですが、フリクションディスクが1枚抜けていてドライブプレートが連続して装着されていました。
これにより不要な摩擦熱が発生したりしてしまい、クラックが入ってしまったと推測されます。
クラッチが滑ってた原因は間違いなくこれですね。
バラしたら洗浄
クラッチの中身は使えないので、フェイテックにある中古のセットに交換です。
この交換クラッチとクラッチシェルを洗浄します。
ショップなので当然専用の洗浄台を使って洗っていますが、DIYでやる場合はパーツクリーナーで問題ありません。
ただし、速乾性のものよりも感想が遅いものの方が良いそうです。
正しく組み直します
洗ったパーツを使って各部グリスアップをしてクラッチを組み直します。
プレッシャープレートが取り付けられていない状態ですが、最初の画像と比べると一目瞭然、外側への張り出し量が違いますね。
組み付け完了したらキックです!
バラす前とバラした後にキックさせてもらったんですけど、全然違いましたよ!
ここで恒例の急に始まるこんちゃんチャレンジタイムです(笑)。
無事エンジンがかけられたかどうかは動画をご確認ください…。
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